完成された形、スーパーカブ
ついに長年の憧れだったスーパーカブを手に入れて、折れないようにリュックサックに車検証とかの重要書類を入れて、常にやや重たい状態で背負ってチョコマカと走り回ってます。
ついに自分も(原付ですが)ライダーになったんですなあ。
危険危険、転んだら死ぬぞと何度も何度も脅かされて、購入申込を白紙にされたりと、20年前のあの鬩ぎ合いが懐かしい。
この姿、この車体色、もう全てが美しい。完成された過不足のない車体。やっと我が手中に!
素晴らしい。実に素晴らしい。

モノグサな私は楽がしたい
もうずっと、日の出から日付変わるまでバイクに乗っていたい。でも…
リュックサックを背負いながら運転していると、肩が灼けるように痛いんだ。
もうね、ピキピキピキ…!と肩の肉がそげ落ちるんじゃないかてくらいに。
そこで荷台にカゴをつけて、バッグとかを入れようと思い立ちました。
しかしこの完成されたスーパーカブに似合うカゴとは一体どんなものなのか?
できることなら箱とかつけたくないんだけど…。
というわけで、「調和」ということなら純正品!まずはホンダのカタログを見てみた。

専用アクセサリーって書いてあるけど、これらのボックスはビジネス向けよね。
てことは車体色がいかにもカブらしい緑や青なんかの車体には合うかもね。
うちのカブさんは黄色。グレーの純正箱つけたらなんかアンバランスな感じになりそう。
あと純正品は値段が高い。1万円も出して、この整った造形美を崩すとか愚の骨頂。
というわけで却下です。
その後ネットでカブ主さんたちのリアボックス事情を調べたりしましたが、
いいなあと思ったのは

このエンジ色が渋いよね。そしてJR貨物。激シブでしょう。
しかしちょっとお高いのよね。それと普通のスーパーカブにはちょっと洗練されすぎている。
とてもいい。鉄分をカブに追加するにはとてもいいんだ。
でも5,000円もする箱に穴開けたりする加工する気合いが私にはない。
じゃあどうするのか?
こうするのだ。

見よ、この「田舎のスーパーカブ」然とした堂々たる姿。
この「畑に行ってきました」感がプンプンするスーパーカブで、川口の市街地を走り回る。
たまらないですね。これはとても目立ちますよー!
そして車体の山吹色とのコントラスト。まさに後付け感が満載である。
そしてその「わざとらしさ」が、あえて黄色いカブを選んだ遊び心とマッチしている。
(あくまでもオーナーたる私の主観です)

まあつまりは大満足であるということです。ダサさがまたいい味出しているんだ。
そんなわけで取り付けた過カゴは、ホームセンターに必ずと言っていいほど売っている「収穫箱」(通称「みかん箱」とも)。1つ500円。なんという親切価格。
500円なら多少荒っぽい加工をして万が一失敗しても、もう一回でも二回でもチャレンジ可。
完璧な素材である。
紆余曲折を経て収穫箱入手
そんなわけで私の主観としては、「完璧なカブ」に仕上がった収穫箱。
簡単に見つけたような流れになっていますが、実はこのカゴは川口市内のホームセンターでは手に入らず…(探し方がショボかったのか?)
蓮田のカインズホーム(かなり大きい)に行けばあるだろうと遠征したら、改修中で本来農業用資材を売っている屋外売り場がない。
つまり、収穫箱も、ない。
農業用資材といえば、やっぱりアソコだ。「コメリ」!!
というわけで、伊奈町のコメリまで遠征して、クソ暑い中で、コメリの駐車場で汗をダラダラと流しながら、一心不乱に結束バンドで固定したのです。

仕上がりはこんな感じです。
やっつけ仕事の突貫工事ですね〜。非常に暑いためサクサクと進めました。
落ちなければいいや!的なノリです。
それにしても結束バンドを通す穴とカブの純正キャリアがピッタリなのは驚きました。
さすがは世界のスーパーカブちゃんだ…。
重力からの解放、それは爽快感しかない
で、目的のカゴがつきましたので、背中に背負っていた荷物をインします。
もうね、背中に天国が現れたかのような爽快感!
重力からの解放!おお、これぞまさしくバイクの醍醐味よ!!と(心の中で)叫んだよ。
そして大満足の私は、そのまま川口方面へと帰ろうとしたのですが…。
なにをどう間違ったのか、国道122号を北上していたのです。
そして柴山沼でひと休みして帰り道を調べようとしたら、なぜか車と人がいっぱい。
平日なのに謎の人出で、ちょっと暑さにヤラれていた私は萎え萎えな気分で通過します。
確かこの先に弁手沼とかいう水場があったな…と記憶だけを頼りに進み、ついに辿り着き。

車だったら止めたら迷惑になるような細い道でも、原付だったら自転車感覚でちょいと止めて景色を楽しんだりその場所の風を感じることができます。
これまでの車中心の生活からは、とても想像できない爽快感。そして剥き出しだけどその分、余計に自然を感じられて一体となる感覚を知ります。
もうバイクからは降りられないなあ…なぜ今までこの爽快感を知らずに生きてきたのかという気持ちと、これからはバイクで遠征もしようと心に決めたのでした。
弁天沼なんて車で来たら止まり得ないような小さなスポットです。
でも原付という最も小さなバイクで移動すると、見慣れた道でも全然景色が違うのです。
これは新鮮!これは楽しい!!
調子に乗った私は、弁天沼で体力が回復したのをいいことにさらに遠くへと足を伸ばします。

ここは久喜市菖蒲町。「稲穂ロード」という道ですね。
こんな田んぼの道なのに、トラックとかが意外とたくさん走っています。
Googleマップ的なナビでは国道122号と国道17号を行き来する時に使うと便利!って出ます。
空いてるからビュンビュン飛ばす車が多いので、原付には恐怖の田んぼ道となります。
でもまあ、黄色いカブは目立つので、みんな避けてくれます。
目立つっていいね!
せっかくなので”川幅日本一”の御成橋を渡ってくる
その後、せっかくだから日本一川幅が広い御成橋を見てこよう!という気になり(バイクはこういう不思議な力がありますよね)、御成橋を原付で渡るという行為に出ました。
橋の上は待避スペースがないので、かなり後続車に幅寄せやら危険な煽りを受けましたね。
交通ルール守っていると迫害される原付の不憫さよ…。ああ。
ドラレコ付けたいなー!と切実に感じます。

さて、目的の御成橋ではやはり橋が長い!というのが率直な感想です。
それと川幅日本一、といいますが実際には河川敷です。
雨が降ったら広がるのでしょうが、ここまで上流のだと荒川と言ってもそれほど幅もなく、穏やかな田舎の川だなあ、くらいの印象でした。
とはいえ、車で通るのと原付で通るのとではまったく感慨深さが違います。
車で通ってもなんか普通の橋がちょっと長いなあ、くらいか、もしくはなんの感想も抱かないということが考えられます。
一方で今回の原付での渡河(と橋でも言えるのか?)では、川の上の冷たい空気や湿度の変化や川沿いの匂いや草の匂いなど、自然を満喫するにはちょうどいい速度、そして剥き出しの車体というのが完璧でしたね。
もうどこを走っても感動の連続じゃないですか、ってなりますでしょ?
実際そうなのですよ。カブという鈍足だがエンジンのある剥き出しの乗り物に乗ると、時間の流れがゆっくりになるのと同時に、しっかり周りの風景を「味わう」ことができるのです!
ああ!スーパーカブ50にして本当によかった!!
橋を渡ったら迷ったので国道254号に出る
御成橋を渡って満足感に浸ってカブで流していると、自分がどこにいるのか皆目検討が付かなくなってくるんですね。こりや参りましたね。
仕方がないので青看板の行先に「国道254号」と合った方向へひたすら進むんですが、今だから思いますが適当に止まって地図を確認すればいいんですよね。
そのままひたすら国道254号を目指して走ったら、川島町まで来てしまいました。
ここまでくれば道はわかるけれども…原付で移動するにはかなり遠い。
が、仕方がないのでトコトコと、ギュンギュン飛ばすトラックだらけの国道254号をノロノロと、川越→大宮と経由して最後は新大宮バイパス(国道17号)で帰ってきました。
せっかく原付でゆっくり景色が楽しめるというのに、バイパスを使っては意味がない…そう思っていましたが、原付はアンダーパスとか通れないかわりに地上の交差点を通るのですが、そうしたちょっとした違いがもう楽しい。
なんでも楽しくなってしまう、まさに魔力を持った乗り物。
それが1億台を売ったという世界のスーパーカブたる所以なのでしょうね。
私もスーパーカブの魔力に取り憑かれてしまったのかもしれません。これらかが楽しみです。


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