【参考】本記事紹介の予告編動画
スーパーカブ50の慣らし運転として
2020年8月29日に納車された我が家のスーパーカブ50。
1ヶ月近く経ってもいまだ走行距離は295.2kmと少ないままです。

そろそろ販売店のホンダドリームへ1ヶ月点検に行かねばならないタイミングなわけですが、如何せん原付の運転に慣れていないので慣らし運転もままならないんですね。
車(8月28日納車のコペンセロS)は既に3,000キロ走っているので、購入したビッグモーターにて無料のオイル交換を済ませていることに比べると、その走行距離の少なさが目立ちます。
それにしてもビッグモーターで車を買うとオイル交換が永年無料っていうのは、以前のランエボのメンテ費用から考えたら恐ろしいことです。
ランエボの場合、毎月オイル交換で7,000円かかってましたからね。
それはそうと、スーパーカブ50の慣らし運転とライダーの経験値を積むためにも、まとまった距離を走りたいな、と思う頃合いでした。
そしてできるだけ交通量の少ない道路を走り、走行距離を安全に稼ぐことができそうな場所へソロツーリングに出かけることにしたのでした。
と、いうわけで目的地は、バイク乗り向けのお守りが買える、街を挙げてライダーを呼び込んでいるという小鹿野町へにある「小鹿神社」へお参りすることにしました。
片道100km弱なので、まあちょうどいい感じ(車の感覚でルート選択してました)。
50ccの原付、片道100kmのソロツーリングを初心者が行うってことは、実はかなり無謀なことらしいのであんまりオススメしませんよ。でも超楽しかったんだな。
爽やかなツーリング日和、だけど幹線道路が怖いんだな

私は車に限って言えば30万キロくらい走っていて、ここ10年ちょっとは無事故無違反なのでなかなかの自信があります。同乗者は全員寝ます。
しかしバイクは実はほぼ乗ったことがなく、きっと「超楽しいんだろうな!」という憧れだけで買ってしまったところがあります。
なぜこのタイミング?というのは、まあバツイチになり仕事もやめて、自棄になったというのもありますが、自分のやりたいこととしっかり向き合った上で、後悔のない人生を送りたいと思ったからなんですね。
そんな時、すぐに乗れるのが原付。
そしてスーパーカブは世界に誇る日本のスーパーマシーン。
じゃあスーパーカブ50一択でしょう。そして目立つように、景気良く乗りたいので黄色。
迷わず即断即決、現金一括払いでした。
そんなノリと勢いのバイク生活がスタートしたわけですが、やっぱり剥き出しのバイクって非常に怖いんですよね。
そして思ったより夏は暑いし夜は寒い。
そこに多少ビビってしまったところはありました。
でも、マシーンの素晴らしさを存分に引き出して味わうために、慣らし運転は必須です。
そしてライダーの慣らし、すなわち運転の練習はそれにも増して重要なのです。
で、今回の慣らしツーリングで100km先の小鹿神社。無謀ですね。
そうは言っても出発してしまったのでもう向かうしかありません。いざ、小鹿野!
装備らしい装備はしていません
普通、バイクでそれなりの距離を行くツーリングをする場合には、安全のためにプロテクターや急な雨に備えてカッパや雨天用グローブ、それからゴツい靴など、転倒に備えたり疲労軽減するための装備が必須なんですってね。
ところが私はそんなの知りませんから、普通のスニーカーにチノパン、ユニクロのパーカーで秩父よりも奥の小鹿野町へと挑んでしまったのです(カッパだけ持参)。
出発時、さいたま市では暑いほどの陽気だったのでさほど気にしておりませんでした。
しかし飯能市で国道299号へ入ろうというときから、なんとなく涼しいなあ、という感覚を持ち始めてくるのです。
オヤ?まだ平地なのにもう涼しいのかい?という驚きです。

飯能でやっとスタート地点な感じ
飯能市というと、川口市民からするとかなりの奥地というイメージ(気分を害されたらごめんなさい、私の地元群馬よりずっと栄えています)ですが、さらに奥の秩父や小鹿野を目指す身からしたらまだまだ都会なわけです。
結構時間かけて来たなあ(大体2時間半くらいかかってます)と思っていましたが、ナビで確認したらあと1時間半!しかも車ペースで!
ちょっと気力が萎えましたけど、ここから先はきっと快走路になるだろうと思い気合いを入れ直してGoProも起動したのです。

車が少なくていいですね!まさに快走路!!
だけど最高速度は30km/hまでなので、心地よい風。
見えにくいですが、対向車線のライダーが挨拶してくれています。
こっちもツーリングだと思ってもらえたようです。もちろんお返事します。

ここま正丸トンネル。
走り屋が楽しむ「正丸峠」は右折をするのですが、今日は車ではないので直進のトンネルへ。
でも昼間だから、トラックを避けるために正丸峠経由でもよかったかもしれませんね。
このあとトンネル内で大型トラックにモリモリに煽られまくります。
煽ってもスピード出ないから!

これ煽られている最中です。
対向車も車列が続いているように、こっち側ももちろんたくさんの車が後ろに続いています。
ご迷惑をおかけします…というか、ルール上そうなってんだから仕方ない。
こういうトンネルや橋は、原付で通るにはかなり危険が伴いますね。
やはり非力で登るのが大変でも、旧道の正丸峠を行くべきだったか…と後悔。
煽るほうの気持ちはわからんでもない、でも自分が原付乗るようになってからは原付がいてもそこまで邪魔だなあと思わなくなったから不思議。
すり抜けしてきて、そのあと遅いのとかは勘弁してほしいけど。
GoProバッテリー切れに気づかず、そして到着
そしてトンネルを抜け、道の駅あしがくぼで休憩をしようと思ったら激混みでしたので、そのまま通過して秩父市街へ抜けます。
秩父市街も激混み(9月22日は秋分の日)だったので、私は平日のつもりでいたのでやや混乱しつつも空いてるコンビニを探してどんどんと奥地へと入り込んでいきます。
しかし行けども行けども県外ナンバーの車ばかり。
まあGoProで撮影してるから写真もいいか、と思っていたのですが、芦ヶ久保のあたりですでにバッテリーが切れていたようです。
せっかくのワイディングロードがまったく記録に残せなかったのでした。
替えのバッテリーは帰りに使おうと思って温存していたのですね。
それはそうと、16時半(出発から5時間)にやっと「小鹿神社」に到着です。遠い。
ここが小鹿神社だ!
いやあ遠いですね。
車で群馬に買える時なんかは通過点の一つとしてしか認識していませんでしたが、原付でくるとなるとまたこれは違った刺激満載で病みつきになります。
そして噂に違わずバイクだらけですね。
時間が遅いにもかかわらず、神社周辺のコンビニや食事処には大型バイクの集団だらけ。
原付一台のソロツーリストが立ち寄れる雰囲気ではありません。

ちなみにこの看板の前には何台もバイク乗りたちが順番待ちをしていました。
みんなデッカい立派なのに乗っておられるんですね。
ナンバーには横浜や湘南なんてのもあって、はるばる遠くから来てるんですなあと関心。
でも原付で来ている人はもちろん私以外には皆無!
この希少性がいいんですよ。川口ナンバーの溶鉱炉の絵がいい感じ。
記念撮影をしたら、バイクは所定の駐輪スペースへ停めて、いざ参拝です。
さっきまで人が結構いたのに、参拝となったら人が全然いなくなってしまいました。
人払いしてもらってる感じに感謝しつつ、お参りをさせていただきます。
風水マニアの性質か、お参りしたあとには社殿のまわりをウロウロ…。
古い歴史ある神社なだけあって、立派な木が多いですね。
空気が自分に合っているような感じの神社さまでした。山の中だしね。

で、目的のお守り(転倒防止=てんとう虫)を購入しようとさらにウロウロしていたのですが、お賽銭箱の前まで来たらなんと、お守りの代金はお賽銭箱へ、と書いてありました。
ひとつ600円。
てんとう虫と「OGANO」って書いてあるやつ、あと鹿皮のお守りが欲しかったんですが、鹿皮のお守りはちょっと高いしモノがなかったので前者2つをいただくことにしました。
が、小銭が一つもなかったので2,000円入れて二ついただくことに。
お釣りはお賽銭として受け取ってもらうことにしました。

てんとう虫だから転倒しないんですかね?
日本の神社はこういう洒落っ気があって非常によいですね。
OGANOをいじってバイクっぽくしているところがなかなか。
カブさんに貼りたいけどもったいないから車検証入れに入れてます。
なんだか余分にお金を入れたせいか、絶対安全な自信がついたような感じになっていますが、安全運転を心がけることは当然のこととして、運転技術を磨いていきたいと思います。

人がいなくなったので、もう一度堂々と看板前で撮影。
いやあ、黄色いボディが映えますね。なんて素敵なカブちゃんなのでしょう。
自分のバイクが好きで、眺めているだけでニヤニヤできるのって幸せですね。
参拝を終えて、しばしの休息 & おやつ

お参りを終えてベンチで茹で卵(おやつ)を食べていたら、次々とお参りに来ていました。
ちょうど私がいるときだけ人がいなかったようですね。ラッキー!
あとから来た二人組のバイク乗りの人たちがお守りのお釣りの話をしているのを聞いてちょっと複雑な気分になりましたが、まあいいんです。
お守りは授与されるもので買うもんじゃない、と思うことにして、ここまで無事に来れたことのお礼と、これから無事に帰るための見守り代と思って、この神社の素敵空間で茹で卵ももぐもぐしてきました。

ちょっとした丘の上にある感じなので、入口からの眺めもなかなか。
標高も高めのため、空気が澄んでいるような感じがして非常に心地よいです。
あの山の向こう側が秩父市街地ですね。遠いなあ…。
気を取り直して帰路へ
ゆっくり過ごしているとあっという間に18時に迫ってきました。
ここまでくるのに5時間かかっている(交通量も多かったし)ということを考えると、今日中に帰宅するにはもう出ないとマズい。
ということで、雨の降りそうな曇り空の下、ふたたびスーパーカブ50に跨って、まずは秩父の市街地を目指して出発するのでした。
しかし疲労が溜まっていたのか、GoProのバッテリー交換及び撮影をし忘れており、帰り道も記録がありません。ああ、もったいないことをした。。
日没後には急激に気温が下がってきて、剥き出しのバイクでは凍えてしまうかのような寒さ。
そこで道の駅あしがくぼ(もう夜なので空いている)に立ち寄って、念のために持ってきていたカッパを装備しました。
風の侵入を防ぐだけでこんなにも暖かいなんて!という感動と共に、これならどこまでも行けちゃうぜヒャッハー!という歓喜の雄叫びと共に、飯能方面の峠道を疾走します。
夕暮れ時は都市部へ帰るミニバンたちが、なんだか急いでいるような走り方をしていることが多くありました。
原付が交通ルール上、邪魔になるような制限を受けていることもあるのは仕方がないのですが、国道299号では道を譲ろうと端に寄ってウインかーを出しても追い越さずに、パッシングとクラクションを鳴らす白い品川ナンバーのミニバンとかに絡まれたりしました。
邪魔なのはわかっている。でも文句は法律を変えない国に言ってくれ、という気分です。
これはぜひ動画で撮影して置きたかったネタなのですが、疲れてバッテリー交換してなかった私のミスですね。
今後はバッテリーがほぼ無限に続くような改良を施す必要がありそうです。
そんなこんなで待避所を見つけるたびに避けて、追い越してもらい、そしてまた30km/hで走るということを続け(下る峠なので車が恐ろしく飛ばすので)、やっとこさ川越あたりまで帰ってきたのです。
この時点では21時頃ですね。やはり帰りは信号に引っかかりにくいので早い!
「治水橋」でひとやすみ

車に乗っていると、橋の名前なんかわざわざ調べたりしませんよね。
よっぽど橋が好きか、橋の建設に携わっているかくらいでないと橋の名前って気にしないんじゃないかと思います。
なにを隠そう私がそうですからね。
でもバイク、特にスピードの出ない原付で走っていると、橋一つとってもゆっくり渡ることになるんですよね。
すると橋の始まりのところに橋の名前が書いてあったりします。
ここは「治水橋」という橋で、川越とさいたま市西区を渡す橋です。
ここまでくればもうあとは惰性で帰れるよ、と精神的にも楽になる場所でした。
さいたま市というともう川口の隣ですから(と言っても西区は旧大宮なのでかなり遠い)、もう1時間も掛からずに帰れるぞー、と思うのです。
まあそんな橋なんですが、せっかくなのでじっくり橋を眺めてみたのです。
すると橋を作るのに関わった人々のことに思いを馳せて、なんとも言えないありがたい気分になったりしたのです。
なんだかもうかなり疲れているのか、瞑想してマインドフルネス状態に近いような感じになっていたのかもしれません。
思い返すとちょっとハイだったかなあ、とも思います。
バイクの単調なエンジン音、特にスーパーカブ50の独特のエンジン音は、病みつきになりますし、一定のリズムでトコトコトコ…と鳴っているのがだんだんと瞑想状態に入って集中力が高まっているんじゃないかって思うような状態になります。
で、まだまだ走っていたい、体はしんどいけどハートはまだまだ乗っていたいと訴える。
そんな不思議な乗り物がスーパーカブ50なんだなあと感じるのでした。
帰宅、そして燃費の計算に驚愕
私にとって初めてのツーリング、そしてウチのスーパーカブ50にとっても初めての遠出となった今回のツーリングですが、帰宅時のオドメーターは486.5kmでした。
出発時が295.2kmでしたから、走行距離は191.3kmとなりました。
この後少し走った後に給油をしたのですが、その時の給油量は2.48L、距離が504.0km。
なので今回のツーリングとそのあとの約18kmを足して211.5kmを2.48Lのガソリンで走りきったということになります(1Lあたり85.28km)。
とんでもない燃費ですね。エコカーもびっくりの省燃費。

9月22日のツーリング帰宅時の総走行距離=486.5km。

ホンダドリームで1ヶ月点検を終えたあとの給油時。
法定速度を守りつつ、エンジンをぶん回すということをしていないということもあるのでしょうが、それにしてもこの燃費は驚異的です。
原付の動力性能を考えれば、1日でガソリンタンク内を使い切るのがやっとということを考えれば、丸一日スーパーカブ50に乗って走り回っても300円しか掛からないということ。
ランエボだったらガソリン代だけで6,000円(速いから距離も500kmくらい)だったのに、比較する対象が全然違うとは言え、私の遊び道具としてのコスパはもう奇跡としかいいようがない水準です。さすがに感動して打ち震えました。
これだけコストが掛からない乗り物ならば、本格的に移動手段として装備を整えようと思いました。
そこで、原付乗りには過剰とも思えるような装備品を購入して行ったのですが…、それはまた別の長距離ツーリングの時に紹介しましょうね。
初めての原付長距離ツーリングは想像を大幅に超える楽しい感動と、そしてコストパフォーマンスの驚異的な高さを見せつけてくれました。
なんだかレジャーで乗る乗り物なんか、みんな50ccに統一でいいんじゃないか?って思うわ。
東南アジアの原付ばっかり走っているタイとかベトナムの様子を見ると、原付がウジャウジャと溢れててなんだか危ない感じがしますが、あそこまで大量に原付が増えるって、経済的な負担を考えたら当然のことだなあと非常に納得したのでした。


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