スーパーカブ50の慣らし運転の一環として…
2020年8月29日、新しい足としてスーパーカブ50が納車されました。

そして納車から約1ヶ月後、走行距離は未だ500キロ足らずに留まっています。

納車後1ヶ月点検にてエンジンオイルを交換したのですが、慣らし運転としては1,000km位は
走っておきたかったというのが正直なところ。
しかしいきなり数百キロのソロツーリングを実行するにはまだ「慣れ」が必要なので、
これまではせいぜい100キロ程度の遠出でした。
しかし500キロを超えて基本的な操作や30km/h制限への慣れが進んできたことから、
ここで距離を伸ばそうと思って行ってまいりました。あの神津牧場へ。
神津牧場(こうづぼくじょう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神津牧場(こうづぼくじょう)は、1887年(明治20年)に開設された日本で最初の西洋式牧場。群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧の物見山東斜面に広がる。なお、妙義荒船佐久高原国定公園内に位置している。
自宅のある蕨から約150kmの距離で、国道254号を使うとほぼ道なりに行けます。
そして適度にワインディングロードも含まれており、走りも楽しめる。
そんな目論見を持ってルートを決めていきました。
車ならこの程度の距離は、下道かつ日帰りでちょうどいい距離感です。
しかし今回は原付(制限速度30km/h、二段階右折、高速や立体交差の通行不可)です。
様々な制約条件がある原付でいく神津牧場。
個人的に大好きな場所で何度も行ってますが、原付でいくことによる視点の違いも楽しみたい
という狙いもあったりします。
ただし原付という道路上では特殊な存在の乗り物で移動することから、念のため実家のある
高崎で一泊できるよう準備をして向かいました。
スーパーカブ50で行く国道254号の旅
① 14:33 蕨を出発

こちらは自宅の駐輪場に佇む我が愛機、スーパーカブ50さんです。
この日のために荷台にカゴ(通称:みかん収穫箱)を結束バンドで取り付けました。
ちょうどオレンジのカゴと車体のパールシャイニングイエローとがよく合っています。
このカゴは後日、脱着可能な器具でしっかり固定する予定です。
このカゴのおかげで、走行中に荷物を背負わなくて良くなるんです。楽ちん!
②蕨市街から川島町まで
今回、原付一種(制限速度30km/h)という非力で理不尽な制限がかけられている乗り物を
使って移動することから、できるだけ交通量の少ない道路を選んで進むことにしています。
特に蕨市街からさいたま市、川越市あたりの幹線道路は、エグい量の車が走っています。
そこでGoogle Mapと併用して、原付(50cc未満)のルート検索もできる、ナビタイムの
『TOURING SUPPORTER』無料版を試しに使ってみました。
しかしこのアプリ、原付が通行不可のルートは避けてくれますが、二段階右折が禁止されて
いる交差点や交通量の多い幹線道路を使おうとするため、結局自分でルート計画を作る事に。
実際のルートとしては、
JR蕨駅東口(ほぼ自宅)から線路沿いに南浦和まで行き、
南浦和駅を過ぎた次の交差点を左折、
京浜東北線の線路をくぐって武蔵浦和方面に進み、浦和の調神社方面へ右折、
県庁前を通過してグニャグニャと住宅地を進んだあと、
一時的に国道17号(新大宮バイパス)の左側を最高の警戒度で慎重に北上、
「白鍬通り」の信号を左折してバイパスから離脱、
さいたま市桜区から西区にかけてのんびりと進んだあと、
JR指扇駅(川越線)を通過したあたりから、やっと交通量も落ち着いてくる感じです。
ここまで来れればもうついたも同然(走行距離にして20kmほど)!と思うほど、
市街地の幹線道路というエグい道路を通ってきました。
車で20年近く運転経験があるからまだ道路上の様子がわかるからいいものの、やはり
原付という特殊な乗り物からの視点は、全然違うものになりますね。
わざとなのか、ガラガラの道で追い越さずにパッシングして煽ってくる車の多いこと。
私の主観ですが、白や黒のエル○ランド、アル○ァードとかの煽りが多いですね。
乗っている人は大抵、片手でハンドル握ってて斜めに座ってますね。
不思議な事にみんなちょっと小太りで喫煙者で金のネックレスしている…。
なにかの印なのか、なんなのか。
そんなこんなで川越を抜けて開平橋を渡り土手を越え、最初の休憩を予定していた川島町へと
到着いたします。

川島町の「JA埼玉中央 川島農産物直売所」では軽くなにか食べようかな〜と思ってましたが、
到着が16:40のため既に営業終了(16:00で閉店)。
仕方なく持参したプロテインバーをモソモソと食べることになりました。
※およそ2〜3時間ごとに30g程度のタンパク質を摂ることが推奨されています。

この「PROFIT SASAMI(ブラックペッパー味)」は、私がこのように遊び歩いていて昼食を
今回のように食べ損ねるのを見かねたライザップのトレーナーさんが教えてくれたアイテム。
アマゾンでまとめ買いができます。
コンビニであまいオヤツを買うより健康的かつ満足度が高いのでオススメです。
③川島町からついに国道254号線へ
JA埼玉中央川島農産物直売所のすぐ横には、あの国道254号線が通っています。
ささみを齧っている間も、トラックやら乗用車がビュンビュン通り抜けていきます。
そんなところを原付でトロトロ走るとか、迷惑極まりない。
でも交通法規上は通っていい事になっているし、そんな流れの速い道でも30km/h以上は
出しては行けないという(理不尽な)決まりがあります。
国が認めているトロトロなわけですから、堂々としていればいいのです。
というわけでGO!です。
なお、ここからの区間はとにかく早く通過することに集中していたので、写真はありません。
国道254号をまっすぐ、でルート的には間違い無いのですが、途中で秩父方面(国道140号)
との分岐で強制的に左折させられる場所があるため、一部ショートカットしています。
東松山ICのあたりもトラックがエグいので、IC手前で国道254号線と併走している県道41号へ
左折し、 そのまま直進して県道344号、296号と進みます。
このルートは地元の生活道路的要素が強く、日が落ちると真っ暗ですが交通量も少なめです。
このまま国道140号(秩父往還、旧道)まで行き、そのまま小前田駅(秩父鉄道)前を通過、
八高線の用土駅を経て、県道175号線から国道254号線へと再び合流します。
この辺りまで来るとさすがに交通量も激減してきますが、たまに来るすごい飛ばしている
トレーラーとかの風圧にビビるくらいになります。
④児玉・本庄・神川、そして道のオアシス
再び254号をひたすらに進み、だんだんと群馬県っぽい雰囲気が漂ってきます。
この時すでに18時半を回っており、日没後です。
夏の終わりでまだ蕨では蒸し暑い感じだったので、服装が夏仕様。
そのため、このあたりから猛烈な寒さとの戦いに突入します。
児玉、本庄は主に国道17号と関越道がメインとなっているせいか、国道254号ではあまり
車に会わなかった印象があります。
しかしその分、孤独感がより一層寒さに拍車をかけていきます。
本庄を越えて神川町へと入りますと、簡単な休憩施設とトイレのある「道のオアシス」なる
施設が姿を表します。その名も「道のオアシス神川」。
道の駅のお店が無いバージョン(昼間にはフードコート的なのがあるようです)。
車で通る時には、こんなところが”オアシス”だなんて…と鼻で笑っていましたが、原付で
ここを通る時、砂漠に湧き出す水のオアシスのような、妙な安心感を与えてくれます。
これまでバカにしていた私、反省です。

このように真っ暗な中、薄手のシャツ1枚とワークマンのジャケット1枚で走り続けました。
まだ夏の空気感が残っている上に原付でスピードが出ないとはいえ、やっぱり寒い。
まさか9月にホットコーヒーを自販機で買うなんて、って思いました。
まだまだ「あったか〜い」のコーヒーがセッティングされていない自販機ばかりでゾッと
しましたが、1台だけ冬仕様のものがありました。助かった。
ここで10分ほど休憩し、再び254号を北上します。
群馬県境まであと少し。
⑤藤武橋を経て、ついに群馬県へ
道のオアシス神川を後にして再び真っ暗な国道254号をひた走ります。
カブの純正LEDライトが暗い!と広島のおじさんがぼやいて補助ライトを設置してましたが、
その気持ちがよーーーくわかりました。
本当に暗くて見えない!しかしウチのは30km/hしか出ないから支障がない!
でも見えないからコワイ!
広島のおじさんはカブの中でも速いCT125(ハンターカブ)やC125だから、この明るさと
照らす範囲ではかなり視野が不足するんでしょうね。
それにしても、これから温泉地を一緒に巡るカブちゃんだから、補助ライト(フォグランプ)
的なものを装着したほうが良さそうです。
そんなこんなで漆黒の県境を走り続けていると、なんともいえない”群馬の香り”が。
群馬の人ならわかるんでは無いかと思う独特の香りがしてきます。
ついに県境の藤武橋です。
こういった長い橋やトンネルに差し掛かると、どういうわけか後ろからデッカイトラックが
もりもりやってくるんですよね。不思議。
ここの橋は渡りはじめにゼブラゾーンがあるので、そこで休憩するフリをしてやり過ごして、
悠々とだれもこない橋をゆっくり渡ります。
ついに群馬県へ突入です。
なお、「藤武橋」は群馬県側の「藤岡市」と埼玉県側の「武蔵国」を渡す橋だから藤武橋、と
いうのですよと勝手に解釈していますが、なんで藤岡は一地方都市名で武蔵は国名なのか?
ふと気になりましたが、すでに深く考えたり調べる余力は残っていませんでした。
⑥私の地元の隣町、藤岡
藤武橋を渡ったら、そのまま直進しては藤岡市街に迷い込んでしまいます。
原付にとって「市街地」ほど走りやすいものはありませんが、私には目的地があります。
市街地でラクしたい誘惑を断ち、国道254号が続く左へとハンドルを切ります。
そして少年時代を過ごした藤岡の街並みを懐かしく眺めながら、ユニクロがあることに
思い至ります。
「そうだ!ユニクロでウルトラライトダウンを買おう!!」
気温は20℃ほどだったと記憶していますが、夏服でバイクに乗っていると、もう極寒の冬。
寒さで関節が痛み出すほどだったので、ユニクロ(右折が必要)ヘ行くために原付独特の
必殺技を繰り出す事にしました。
すなわち「エンジンを切って押す(=歩行者に変身)」。
そして信号が変わると同時に堂々と横断歩道を渡ってユニクロへGO!
営業時間内に藤岡までこれてよかった。ウルトラライトダウンベストを購入し、ついてに
990円になっていたちょうどいいサイズのセーターも買って、駐車場でそれらを装備するため
タグを切り取るのにひと暴れしたりして、無事に着用することができました。
この体温が全く逃げていかない感じ。無敵な感じ!!
まだまだあと200キロは走れるぜ!っていう気分にさせてくれる最強装備を手に入れたかの
ような抜群の保温効果です。
バイクに乗るにはウルトラライトダウンは必須ですね。
そして最強防寒装備を整えて、気合いも入り、さあ改めて出発だと思ったら、
そこから10分で今夜の宿泊場所である高崎の実家にたどり着くのでした。
14時半に蕨を出発し、休憩などを挟みながらも20時ちょうどに到着です。
ああ、結構遠いな群馬って…。
神津牧場への旅(byスーパーカブ50)1日目のまとめ
総走行距離 91km
消費燃料量 1.1L
所要時間 5時間30分
今日の教訓 バイクは寒い。ウルトラライトダウンは常備すること。


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